アメリカ合衆国国務省のThe Foreign Service Institute (FSI)によると、アメリカ人が日本語を習得するためにかかる時間は2200時間とされています。アメリカ人がフランス語を習得する場合は650~700時間とされており、これだけでも日本語と英語はいかに言語的距離が離れているかが分かります。
さらに日本語学習については次のように述べられています。
“Super-hard languages” – Languages which are exceptionally difficult for native English speakers.
アメリカ人にとって「めちゃくちゃ難しい言語」と定義されているのが日本語でした。
つまり、日本人が英語を習得する際には、これと同様のことが言えるんですね。
いやーほんと、日本人は英語学習にますます不利だと思ってしまいますね。
アメリカ合衆国国務省が「アメリカ人にとって日本語学習はめちゃくちゃ難しい言語」としているのに、それでも私たちは学校で英語を学ぶわけですよね。
なんで!?
それは英語が全世界の共通言語、いわゆる「国際語」として一番使われているからに他ならないです。もちろんお互いのどちらかの言語で会話できたら最もよいのですが、どの国でも結局学んでいるのは英語なんですよね。
また、AIやアプリの発達で英語なんて翻訳してもらえるから要らないという風潮は危険だと思います。職種や業種にもよりますが、どこまでいっても最後は人と人がコミュニケーションをとって仕事を進めていくことになるからです。今後は英語を駆使して、AIやアプリをどのように使いこなすか、どのように指示を与えるかという能力がより一層求められるのではないでしょうか。
さて、ここで学校教育法施行規則に定める標準授業時数をお伝えしておきましょう。
公立中学校で外国語は3年間で「420時間」学習することになっています。
2200時間には程遠いですし、高校や大学に進んでも2200時間に達する日本人は圧倒的に少ないと思います。(私も2200時間、英語を勉強した自信はありませんが...笑)
それでも1時間でも多く正しいやり方で英語学習を積み重ねることによって着実に英語力はついていくと信じています。
「聴く、話す、読む、書く」の4技能を伸ばしていくことが求められますが、皆さんはどの力を伸ばしたいですか?
全部!という人もいれば、たくさん英語の本を読めるようになりたいという人、海外映画を英語音声で観たいという人がいるように、どの力を伸ばしてもいいと思っています。
学校や受験、検定試験で必要だからという理由で英語学習を始めてもいいと思います。
どんな理由であれ、英語や語学に興味を持つことは本当に素晴らしいことです。
私は小学生のときにを映画館でハリーポッターの日本語吹き替え版を観たのですが、いつしかその映画に出ている俳優や女優の本当の感情や気持ちを知るために「英語でそのまま理解したい」と思うようになりました。英語でそのまま観れるようになると臨場感や迫力が全然違ったことを鮮明に覚えています。
高校に行って英会話の授業などが増えた一方で、全く話せない、分からない自分がもどかしくて、大学にいったら英語をもっと勉強しようと決意し、留学までたどりつきました。いつどんなタイミングでもいいのですが、小学生・中学生のうちからもっと英語を勉強できる環境に身を置きたかったと振り返れば思います。
当塾では外国人講師による英会話コースを提供しており、私ができなかったことを皆さんには体験してもらいたいと思っています。是非一人でも多くの方が生の英語に触れ、伝えることの楽しさ、その難しさやもどかしさを肌で感じてほしいです。英会話コースのご相談や英語学習についてのご相談等ございましたらご連絡ください!
(参考)FSI - Foreign Language Training
個別指導塾ミークスクール
電話:06-6151-9796
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